低身長について

きりんクリニック

身長には個人差があるものですが、何らかの原因によって、極端に身長が低くなってしまうことがあります。これを「低身長」といいます。

医学的には、「同性、同年齢、同月齢の平均身長より、-2SD(標準偏差)以下の場合」を、低身長と定義しています。これは、同じ誕生日の子供たちが背の順に並んだとき、低い方から2~3人までが該当します。また、-2SDよりも高い身長である場合でも、身長の伸び率が著しく低下している場合も、低身長と診断されることがあります。

低身長の原因は様々なものが考えられます。小柄な体型が遺伝する家族性低身長や、思春期が通常より遅いことによる体質性低身長の場合は、身体に異常があるというわけではないので、治療の必要はありません。しかし、成長ホルモンの分泌不全や、染色体の異常、脳腫瘍などといった疾患が低身長を引き起こしている場合には、治療を必要とすることがあります。

「成長ホルモン分泌不全性低身長症」、染色体の異常による「ターナー症候群」に「プラダー・ウィリー症候群」、骨の異常である「軟骨異栄養症」、「慢性腎不全による低身長」、出生時から身長が低く2~3歳になっても正常範囲内に追いつかない「SGA性低身長症」の6疾患には、成長ホルモンの皮下注射による治療が有効です。早期発見、早期治療開始がポイントなので、お子さんの成長に不安を感じたら、なるべく早く小児科を受診するようにしましょう。

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